繭から生まれる、やさしい寝心地
真綿布団は、蚕(かいこ)がつくる繭(まゆ)から生まれた天然素材の掛け布団です。
繭をわた状に引き伸ばした「真綿」を何層にも重ねて仕立てることで、ふんわりとした軽さと、身体に沿うやわらかな掛け心地を生み出します。
軽くてあたたかいだけでなく、湿気を吸って外へ逃がす性質にも優れているため、あたたかさと爽やかさを両立しやすいのが真綿布団の魅力です。
かつては養蚕が盛んだった日本で身近に使われていた真綿布団ですが、養蚕農家の減少などにより、今では貴重な寝具となっています。
その優れた特性があらためて見直され、羽毛布団とは違った魅力を持つ高級掛け布団として注目されています。
そもそも「真綿」って何?

「真綿」と聞くと、綿花から作られる「わた」を想像するかもしれません。
しかし、真綿の原料は綿ではなく、蚕の繭です。
繭をひとつずつ水に浸してやわらかくし、手で袋状に引き伸ばしたものを重ねていくことで、真綿が作られます。
絹と同じく蚕の繭を原料としていますが、
絹 → 繭から取り出した糸を使って織ったもの
真綿 → 繭をわた状に広げて使ったもの
という違いがあります。
どちらも同じ繭から生まれた、天然の絹素材です。
真綿布団の魅力
① 軽くて、身体に沿いやすい
真綿は、繊維が細くやわらかな天然素材。
何層にも重ねて仕立てることで、ふんわりとした掛け心地になります。
また、真綿は身体のラインに沿いやすいため、肩口などにすき間ができにくく、身体をやさしく包み込むような感覚が魅力です。
「羽毛布団とは違った、しっとりとした掛け心地が好き」という方にもおすすめです。
② 軽いのに、あたたかい
真綿の繊維と繊維の間には、たくさんの空気が含まれています。
この空気の層が断熱材のような役割をすることで、身体のまわりの暖かさを保ちます。
軽くて身体への負担が少なく、それでいてしっかりあたたかい。
これが真綿布団の大きな魅力です。
③ 湿気を吸って、ムレにくい
真綿は吸湿性・放湿性に優れた天然素材です。
寝ている間にかいた汗や湿気を吸収し、外へ逃がすことで、布団の中がムレにくく、快適な寝心地を保ちやすくなります。
あたたかいけれど、蒸れにくい。
この「温かさと爽やかさのバランス」も、真綿布団ならではの特徴です。
④ 天然素材ならではのやさしい肌触り
真綿は、絹と同じ蚕の繭から作られる天然繊維です。
細くやわらかな繊維が身体をふんわり包み込み、しっとりとした、やさしい掛け心地を感じられます。
化学繊維とは違う、天然素材ならではの風合いを楽しみたい方にもおすすめです。
真綿布団は、こんな方におすすめ
- 軽くてあたたかい掛け布団を探している
- 羽毛布団とは違う掛け心地を試してみたい
- 布団の中が蒸れるのが苦手
- 天然素材の寝具が好き
- 身体に沿う、やわらかな掛け心地が好み
- 長く使える上質な掛け布団を選びたい
一枚一枚、手仕事から生まれる真綿
真綿布団は、機械で大量生産される一般的な掛け布団とは違い、真綿を何層にも重ねて仕立てていく、手仕事の工程があります。
そのため、品質のよい真綿布団は、素材だけでなく、真綿の選別や重ね方、仕立てによっても仕上がりが変わります。
当店では、真綿布団についても素材や仕立ての違いをご説明しながら、お客様に合った寝具をご提案しています。
「真綿布団って羽毛布団とどう違うの?」
「自分にはどちらが合っている?」
そんな疑問も、お気軽にご相談ください。
真綿布団を実際に触れてみませんか?
真綿布団の魅力は、文章だけではなかなか伝わりません。
軽さ、身体への沿い方、しっとりとした掛け心地。
ぜひ店頭で実際に触れて、羽毛布団との違いも比べてみてください。
真綿工房を見学しました
当店では以前、実際に真綿が作られている真綿工房を見学しました。
真綿がどのように作られ、どのように布団になっていくのか。
実際の製造工程を見学した様子も、こちらの記事でご紹介しています。

